螺鈿ガラス / Raden glass

伝統と革新の融合

透明感と硬質な美しさ、様々な光を通して表情を変える楽しさ、音の響きといった特長をもつ “ガラス素材” に高岡漆器の代表的な特長の一つである螺鈿(あわび貝)技法をとりいれ、漆で仕上げた、「螺鈿ガラス」。ガラスを通して見える、貝独特の虹のような輝きと、漆のもつ温もりがあわさることにより、 和と洋の美しさの融合、伝統と現代があわせもつ、高級感あふれる逸品となります。ガラスを通した 螺鈿の輝き、日本酒を通して見える螺鈿の神秘性を是非お楽しみください。

螺鈿(らでん)とは?

正倉院御物にも遺されている、天平以来の卓越した伝統工芸技法の一つです。 あわび貝(写真右上)等、虹のような輝きをもった貝殻を約0.1mmの薄さにし、刀・針等を用いて細片 をつくり、これを組み合わせて、山水や花鳥を表現する技法は高岡の代表的な技法の一つであり、華麗優美な漆器として1975年(昭和50年)に国の「伝統的工芸品」として指定をうけております。

螺鈿ガラスが
できるまで

  1. 厳しい基準によるガラスの検品
  2. 螺鈿(あわび貝)の加工
  3. 螺鈿をガラスの裏から手作業で貼り付け
  4. 漆を、刷毛で何度も塗り重ねていく
  5. 検品し、お客様へお届け